2015年7月14日火曜日

ニューヨーク紀行 MANHATTAN Part,2 Tribeca-SOHO編


ニューヨークレポート3部作完結編は、ファッションの街トライベッカ〜SOHOエリアです。
自転車ショップもけっこう集まっているエリアなので、まずはその辺から覗きに行きました。


まずはトライベッカリアから。
最近新しく建ったWTCからW. BROADWAYを北上して300mほどの所にあるGOTHAM BIKE。
アメリカンブランドのロード、MTBなどを揃えるプロショップ。トライアスロン系も充実。
シングルスピードやシティバイク系も少し置いていて、
BIRIAやPURE FIXという聞いたことないローカルブランドも展示。


一棚丸ごと展示してたKRYPTONITEのNEW YORK LOCK。
ABUSみたいにモデル別でセキュリティレベルを表示。記念に買って帰ろうと思ったけど、
異常な重たさに断念。それだけ頑丈ってことですね。


あとニューヨーカーはbern着用率がかなり高いです。
これはジャンル問わずってかんじでローディからピスト乗りまでみんな被ってます。
それにしてもこのディスプレイかっこいいですね〜、なんせ…


栓抜き付いてますw


店から出た時にたまたま来たFUJI Declarationに乗ったメッセンジャー風の兄ちゃんも、
bern風のヘルメット被ってました。アメリカ人は頭小さいから似合いますよね〜...


そしてキャナルストリートに向かって再び北上する途中に、
服好きの紳士なら一度は訪れたいショップがあります。


J CREW LIQUOR STORE
老舗BARを居抜きで使用した店内は雰囲気抜群でブランドの世界観を見事に演出してます。
出入りする客もハイセンスな方ばかりで、2年前に来てたら爆買いしてたね、円高やったし。
日本では買えないJ CREWの特別ラインが目白押しです。オールデンは日本で買うよりちょっと安かったかな。
で、歩き疲れたんで店前の木陰で休憩してたら…


ん?


あれ、ひょっとして…




やっぱりFUJIや、しかも年代物の割にキレイ…
といってる間にオーナーはLIQUOR STORE店内へ…


こりゃ何としても取材したいところ!しばし店先で出待ちしてみる。
店員とフランクに会話してるところを見ると常連さんかな〜
そして店から出てきたところを突撃!


僕「カッコいい自転車乗ってるね、キミの?」
彼「そうだよ、最近買ったんだ。オールドのFUJI探してて、Chari&Coのスタッフが勧めてくれて。」
僕「そうなんだ〜、昨日僕も行ってきたよ、イケてるよね〜あの店〜」

と柔らかく声かけて、素性を明かして事情を説明して写真撮らせてとお願いしてみた。


快諾いただきまして。店には許可取ってないけどw
ニューヨーク在住のJAE君。前はアパレル系の仕事をしていたけど今は学生さん。
そしてバイクは1980年製のFUJI S12-S LTD。
35年も前のバイクをデッドストックで見つけたんだとか!すげーなアメリカ…


クランクはSUGINO MIGHTY TOURベースに、アームにはFUJIの刻印が。
車体のどこにも錆が見当たらないのが凄いですね、抜群の保管環境だったことが伺えます。


リアメカはサンツアーのROAD VX-Sに、これまたFUJIの刻印が。
当時完成車で販売されていたもので、もちろんMADE IN JAPANです。いいなぁ…
JAE君ありがとう!約束通りブログ載せたで〜!


そして2件目の自転車ショップへ。Danny's cycles、またの名をMetro bicycle store。どっちですか。
SOHO地区の南端にあるハドソンスクエアにある大型店。ロードからカジュアルバイクまで在庫豊富。


日本同様シングルと言えばFUJIというのはこちらでも浸透している様子。
大手アメリカンブランドのコンセプトショップっぽい店構えながらも、FUJIもたくさん置いてました。


その脚でもう一件。NYC VELO。間口は狭いが奥行きがある長屋っぽいお店。




バイクは中古がメインながらもウェアなどのアクセサリーが充実してて、
メンテナンスなどのサービスもしっかりしてそうな作業場。
そして今まで見たこと無い程オシャレなバイクフィッティングブース。
内装も古いレンガの壁に覆われて、さすがニューヨークといった佇まい!

それにしてもアメリカ人て自国ブランドが好きだな〜というのをつくづく感じます。
バイクショップでもほぼアメリカンブランドの品揃えだし、
皆が来てる服もアメリカンブランドばっかりで祝日でもないのに街のあちこちに星条旗を見かけます。
日本だとなかなか無い気質なんで色々興味深いな〜と。


SOHOエリア手前にあるハドソンスクエアにて。
ジャッキー・ロビンソン ミュージアム。どこにあったんだろ。結局わからず...
野球自体は詳しくないですが、当時サム・クックやJBが音楽を通じて黒人の人権を唱えたように、
ジャッキー・ロビンソンは人種差別が厳しかった1950年代に活躍した黒人の大リーガーで、
後の黒人のメジャーリーグ参加のキッカケを作った偉大な人物。
日本人で言うと野茂がその役割を担ったわけで、そのどちらもドジャーズで活躍したというのは興味深い。
 スパイク・リーのDo the right thingの劇中で自身が着ていたドジャーズのベースボールシャツ、
あれも背番号42のジャッキーモデルだったんでスパイク・リーらしいニクい演出だったんだなと。


けっこう話もそれまして、お腹が減ったのでSOHOにある美味しいベーグル屋目指してまた歩きます。
あ、FUJIのオールド発見。


あ、ここにも。



今となってはちょっと懐かしいFUJI CLASSICも発見。なんかFUJI多くない?とか言いながらお店に到着。


SOHOでもバワリー側に位置するベーグル屋BLACK SEED。この辺りでは人気店らしい。
どこのベーグル屋もそうなのか、イートインスペースが狭いけど何とか席を確保。


定番のスモークサーモンにクリームチーズとピクルスのサンド。
パンに対して具沢山で食べ応え抜群。もちろん美味しかったです。 逆にマズいベーグル屋ってあるんかな…


せっかくなんで車体だけじゃなくニューヨーカーの写真もご紹介するべく
再びSOHOエリアのリサーチへ。オシャレっ子の割合がだんだん高くなってきます。
この子の着こなしとバイクのバランスも独特ですね、ビーサンときたか。


ピストのある風景。撮ってと言わんばかりにポーズとってたんで。
ニューヨークってどこを切り取っても絵になりますね、ここでカタログ撮影できたらな〜...


FUJI Declaration女子ですね。厚着してる人もいればインナーみたいな薄着で歩いてるような人がいるのが不思議。
実際は、30度ぐらいあったと思うけど湿度が低いせいか日陰は涼しいかんじです。


隆々な彼はFUJIの古いクロモリロードと共に。
前回掲載したコールハーンの広告パネルを思い出すダンディ具合が絵になりますな。


そして定番のフジトラ。どっちかというと後に写ってるオレンジのブロンコに目が行きがちです。
40年前以上の車でこんなにキレイに乗って、しかもニューヨークで。かっこいいなぁ...

滞在したエリアに限って言うと、控え目に言ってもFUJIのオールドバイクを多く見かけたなという印象。
特に最近はヴィンテージ系が人気なのか、FUJI以外にもRALEIGHやSCHWINNのオールドも多かったです。


日本では中々手に入らないオールドバイクですが、このFUJI BALLAD Rのように現行モデルでも
ヴィンテージの雰囲気に近づけることも可能なので、日本で流行る前に先取りしてみるのもアリですね。


現地の人間に聞くと最新ロードやMTBは週末に楽しむフィットネスバイクで、
オシャレ意識の高い人は奮発してオールドのロードやシングルスピードを普段の足として乗るようです。
そういえば今回メッセンジャーにあまり出会わなかったですね。
ビジネス街に近寄らなかったこともあると思いますが、現地のメッセンジャー見れなかったのは残念です…
そうそう機会があるものではないですが、次回はまた違った角度でリサーチしたいと思います。

今回アメリカにあるFUJIの本社に訪問した際にいろいろ貴重な年代物を見てきましたので、
近日中にその一部をここで紹介したいと思います。
お楽しみに!

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