2015年5月6日水曜日

サポートライダーレポート~IRONMAN台湾~ No.2


2015IRONMAN台湾に出場した秋葉憲幸選手からのレポートになります。


2015年のシーズン幕開けはアイアンマン台湾で始まりました。

今年は海外のアイアンマン予選では全てエイジ優勝、国内のロングの大会では44歳ながらの総合優勝を視野に入れ、その最初のレース、アイアンマン台湾での結果は今年一年のコンディションを左右する大変大事なレースとなりました。

 

台湾でのエイジ優勝を目標にした時から、日々の仕事が追われに追われながらも何とか時間を作ってトレーニングに割き、また栄養面では徹底したアスリート食を提供してくれた妻との二人三脚でレース日までコンディションを整えてきました。

 
アイアンマン台湾での私のカテゴリーである40-44歳は200名以上のエントリーでしたが、大会そのもののハワイのスロット数が25しかないため、私のカテゴリーでは多くても2つしかないと予想していました。2位狙いでは大変危険なので、とにかくエイジ優勝だけを考えてレースに臨みました。

 
比較的得意なスイムではローリングスタートのため先にスタートした選手より1分ほど遅れたものの、必死で追いつき、55分、エイジ4位でスイムアップ。一番苦手なバイクでどれだけ上位に踏みとどまれるかがエイジ優勝へのキーポイントだったため、今年はそれを可能にするためFUJI NORCOM STRAIGHT1.1をチョイスしました。私のとってのバイク選びで一番重要なのは「疲れない、足が残るバイク」、「自分に合わせてくれるバイク」そして「ストレスのないバイク」の3つが全て揃うことでしたので、NORCOM STRAIGHT1.1が全て実現してくれると信じて台湾に乗り込みましたが、案の定、事前の自由度の高いポジション調整も奏功し、バイクタイム5時間23分、エイジ3位でキープしつつも、いつもなら下半身の疲労がピークに達するはずのバイクトラディションで驚くほど足の疲労が少ないことに気づき、高いモチベーションでランに移ることができました。

 

出発前までかなり寒かった日本から急に亜熱帯気候の台湾でレースをするため、太陽が照りつけ、気温もぐんぐん上がるランのコンディションはまさしくサバイバルレースとなりましたが、エイドステーションで立ち止まってでも確実に水分補給を摂ることと、栄養補給も5キロごとに慌てずしっかり摂りつづけたことも幸いし、ほとんどペースを崩すことなく先行していたカナダとノルウェーの選手を一気にパスし、ランタイム3時間24分、トータル9時間53分、総合23位、アマチュア7位、エイジ優勝でフィニッシュすることができました。

 

エイジ2位の選手も10時間6分でフィニッシュしているので、40-44のカテゴリーで2枠しかないハワイのスロットを獲得するには大変レベルの高いレースとなりましたが、結果的に優勝できてホッとしたのと、まだまだバイクにおいては今後のトレーニング如何では伸びる余地があると実感したレースでもありました。

 

ハワイでエイジ入賞を目指すには私の年代でもトータルで9時間15分前後で走る力が必要ですので、バイクでは5時間10分以内で確実に走りきるパワーが必要です。本命のハワイまでの間に国内でのレースがありますが、レースごとのバイクの微調整やフォーム改善を繰り返しながらトレーニングを続けることでハワイまでにはFUJI NORCOM STRAIGHT1.1の性能と自分の力が噛み合い、世界のエイジ入賞を一気に引き寄せると信じてこれからも努力してきたいと思っております。

 

秋葉憲幸

 

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