2017年6月15日木曜日

2017 IRONMAN Cairns レポート ~FUJIサポートライダー秋葉 憲幸選手~

パラダイスでのアイアンマンレースとして知られ世界遺産であるグレートバリアリーフ、デインツリーの熱帯雨林地域を舞台に開催されましたアイアンマン ケアンズにFUJIサポートライダーの秋葉 憲幸選手が出場しました。レースレポートが届きましたのでご紹介します。

開催日      2017年 6月 11日(日)
大会     アイアンマン・ケアンズ(アイアンマン・アジア太平洋地区選手権)
場所       オーストラリア クイーンズランド州 ケアンズ

距離        スイム:3.8km / バイク:180km / ランク:42.2km

時間      9:35:51(S 1:00:29/B 5:06:55 R 3:20:39)

順位            総合76位 エイジ8位(45-49歳)

使用バイク    FUJI NORCOM STRAIGHT1.1    





 今年はアイアンマンケアンズからシーズンインとなります。

 すでに今年のコナの世界選手権の権利は昨年のアイアンマンマレーシアで獲得しているため、いろいろな感覚を試すという意味合いで出場しました。

 アジア太平洋選手権も兼ねていることから、ハイレベルな争いを予想しつつフラットなコ-ス設定から目標を9時間30分と設定し、スタート地点に立ちました。一番のネックはすでに権利があるだけに、なかなかモチベーションが上がらずレース前のメラメラした気持ちがないまま迎えるのがタイムに影響しないか少し心配でもありました。

SWIM】1:00:29
 スイムは強風の影響で想定以上の波に覆われ、うねりでブイも確認できず、蛇行しながらも予想より2分遅い60分でアップ。初めてスイムアップ後にフラついてしまいました。

【BIKE】 5:06:55
 バイクは2017年モデルのノーコムに乗ることでテンションも上がり、今回は感覚を試すということもあり、いつもより気持ち巡航スピードを上げてみたり、いつもの回転数よりも低めに設定してトルク重視にしてみたり、バイクセッティングや身体の位置も普段とは少し変えて、ノーコムの性能を存分に引き出すポジションとペダリングを模索しながら走りました。また、サイズも今年度モデルはフレームサイズを51cmから49cmに替え、身体をコンパクに畳んで力を伝えやすくする感覚を磨くことも目的としてありましたが、多少の感覚のズレや違和感はあったものの、概ね順調で5時間6分でフィニッシュ。
 個人的にはタイムから見ても今回フレームサイズをワンサイズ小さくしたことは 正解だったと思いますが、もっとノーコムの性能を引き出せるはずと読んでいますので、もっと相性を良くするべく、絶対的な練習量が必要だと感じました。

【RUN】3:20:39
 ランはフラットコ-スなので、たくさんの応援もあり、できる限りスピードも 上げていこうと決心するも、ここでも初の試みで裸足でランシューズを履いたら足のあちこちが擦れてゴール後のシューズが血だらけで大変なことになってしまいました。10km程度の練習で擦れそうなところはワセリンなどの対策はしましたが、それ以上の距離は未経験だったため、やはり20kmくらいからが本当にしんどかったです。別に歩いても権利はあることだし・・・という悪魔の囁きも聞こえましたが、同じカテゴリーの日本人選手の必死さに自分もしっかり戦わないといけないという 思いに駆られ、集中を切らさずに走り切り、ランは3時間20分、トータル9時間35でフィニッシュすることができました。


 順位はエイジ8位で今年は参加選手が多いため、10枠までスロットがあったとのこと、今年2度目のハワイへの切符となりましたが、2度もエントリーフィーを払う必要はないため権利を放棄し、以降の順位の選手に譲ることとなりました。

 ケアンズはあまりプレッシャーもなく、またいろいろな感覚や走りを試すレース として位置づけたものの、結果的に予想より5分程度遅いくらいのタイムでフィニッシュできたのは意義があったと思います。

 本番の10月のハワイでは守りに入らず、攻めのレースをすべく、また一から 仕切り直してトレーニングを積んでいきたいと思います。特にバイクはノーコムとの相性も今後乗りこなしていくことで相思相愛になって くるものと思うので、バイクと会話しながら最高のポジション、ペダリングでハワイを迎えられれば、コナのバイクパートでサブ5も夢ではない!なんて 思ったりもします。

 最終目標であるアイアンマン世界選手権の表彰台を目指してまた頑張っていきたいと思います。

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